A110 ペンダント 手榴弾
真鍮のリングから広がる輪の柔らかく温かな光
その形から「手榴弾」とも称される。スチール製の本体に、穴を開けた真鍮のリングがランプ下に取り付けてある構造となっており、リングの穴から光の輪が拡散され、温かな光を放ってくれる。
Designer
Alvar Aalt[アルヴァ・アアルト]
1898年、フィンランドのクオルタネ生まれ。1916年から1921年までヘルシンキ工科大学においてアルマス・リンドグレンのもとで建築を学び、在学中に両親の家を設計している。アルヴァ・アアルトは最も影響力を持った20世紀建築家の1人であり、モダニズムの思想に人間味を感じられる独自の考えを持ち込んだ先駆者であり、彼の手掛けた数々の建築は「有機的なフォルム・素材・そして光の組み合わせ」が絶妙な名作として知られている。アアルトのプロダクトは、合理性を考えたパーツのスタンダード化、新しい曲げ木の技法の開発など、量産を念頭に置いた先進的な考えが取り込まれている。
Brand
1935年に建築家アルヴァ・アアルトが妻らとともに「家具を販売するだけではなく、展示会や啓蒙活動によってモダニズム文化を促進すること」を目的にヘルシンキ(フィンランド)にて設立。 「すべての人の暮らしに良いデザインを」という想いのもと〖L-レッグ〗というパーツを生み出し〖L-レッグ〗は大量生産する為の合理的な家具部品であるうえにアルテックの家具デザインの基礎を築いた。 デザイン、アート、建築の交点に立ち、アルテックは今日も未来への道を切り開き続けている。