ボーエ・モーエンセンが追い求めた美学
こんにちは!!HAPPY TIME DIRECTIONの中で一番のノッポ人間、中村です。
この間の台風の被害はありませんでしたか?一時910hpaという強烈な数値でしたが、何とか通り過ぎていきましたね。今後も台風が発生する時期なので、しっかり防災対策をしてお過ごしください。
麻生田店の「閉店/移転ディスプレイセール」、八代本店の「MOREディスプレイセール」は大好評開催中です。
10/10(月)までの限定イベントなので、ぜひこの機会にご利用ください!
さて、今回は個人的に好きな家具デザイナー、「Børge Mogensen(ボーエ・モーエンセン)」についてご紹介させていただきます。
Børge Mogensen(ボーエ・モーエンセン)
デンマークの家具デザイナーで、アルネ・ヤコブセンやハンス・ウェグナーと共に、近代デンマークの家具デザインにおける代表人物の一人として数えられています。
1914年デンマークで生まれ、1934年に家具職人としてキャリアをスタートさせました。
1942年からデンマーク生活協同連合会(FDB)の家具部門のチーフデザイナーに任命され、一般庶民が購入できる質の高い家具をデザインし続け、「庶民のデザイナー」として知られるようになりました。
彼の作品は、シンプルで控えめな美学と耐久性を考慮してデザインされており、それらのデザインのインスピレーションは、国際的なモダニズムの流れやエスニックアート、日本の彫り物細工など、世界各国の多様なスタイルから影響を受けています。
1972年に58歳の若さで他界するまで、今日のインテリア界に多大な影響を与えたデザイナーの一人です。
「J39」シェーカーチェア
モーエンセンの代表的な作品と言えば「J39」でしょう。
1947年に発表した「J39」シェーカーチェアは、別名「ピープルズチェア=みんなの椅子」と呼ばれるほどデンマークでベストセラーとなり、発表から一度も生産中止になることなく作り続けられています。
そもそもJ39が生まれたきっかけは、「良質で誰でも購入できるリーズナブルな椅子を作ってほしい」という依頼を受けたことでした。
約5年もの時間を費やし、輸入材に頼らない国産のビーチ材やオーク材を使用することでコストカットを行い、手に届きやすい価格帯を実現。
座面はペーパーコードで丁寧に編まれており、適度にしなり身体を受け止めてくれます。
「J39」生誕75周年記念キャンペーン開催中
2022年で生誕75周年を迎えた「J39」。それを記念して、2022年12月31日までの期間限定でボーエ・モーエンセンのサイン入り真鍮プレートが付属した限定モデルを発売中です。
さらに期間中は、J39チェアを4脚以上お買い上げいただいた方には、Fredericia(フレデリシア)社製のテーブルが20%OFFで購入できる特典付き(同時購入の場合)で、お求めいただけるスペシャルキャンペーンを開催。ご新築やリフォーム、買い替えをご検討中の方は、この機会をどうぞお見逃しなく。
The Spanish Chair(スパニッシュチェア)
モーエンセンのもう一つの名作。
スパニッシュチェアは自邸用にデザインされたもので、スペインへ家族旅行に出かけた際、モーエンセンがその地域の伝統的な椅子インスピレーションを受け、自らの解釈でシンプルにリデザインしました。
幅広のアームチェアはアーム本来の機能としてだけではなく、新聞やコーヒーをおけるという2つの機能を持ちます。
厚手の1枚革を使った背座は、使うほどに柔らかくなり、体に馴染んでいきます。レザーが伸びた場合は、背面と座面裏側のベルトで張り具合の調整が可能です。
更に、張替えが必要になった時には自身で簡単に交換することができるので、末長く使うことができます。使うほどに自分のものになっていく、愛着が湧いてくるチェアです。
今回ご紹介した商品は当店に展示がございますので、気になる方は足を運んでみてはいかがでしょうか。
世代を越えて長年お使いいただくことで、他にはない価値のある1脚になっていきます。きっとあなたもモーエンセンの虜になるはずです。
商品についてご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。