カーテンはなぜ必要なのか知っておきたい選び方 ~種類と特徴~
いよいよ大型連休が始まりましたね。当店がある熊本ではお天気も良く洗濯物がよく乾きそうです。衣替えのついでに断捨離も行っているのですが、断捨離最大の敵は”いつか使うかも”です。そんな私にタイムリーなことに、ラジオの断捨離の特集で「”痩せたら着よう”と思っている服、、、。痩せたらもっと素敵な服を買ってください(笑)」とおっしゃってました。
たしかに!!納得!!無事に”いつか使うかも”を倒すことができました。
さて今回はカーテンについてご案内していこうと思います。ご存じない方もいらっしゃるかもしれませんが、実は当店ではオーダーカーテンも承っております。カーテンのご相談を受ける中で、とてももったいないことに普段の生活ではカーテンはあまり意識されていないことが多いと感じました。
カーテンの必要性と、役割や機能を知っていただくと、その場所にあった製品を選べるようになると思います。
◆そもそもカーテンは必要なのか?
実は、カーテンには大きく分けて2つの役割があります。インテリアとして空間を演出する役割と、室内で快適に過ごすための機能的な役割です。今回は「機能的な役割」の面から製品の種類をご紹介していきます。
カーテンの機能的な役割について
まずは簡単にですが、どのような役割があるのかまとめてみました。
①外部からの視線を遮る(プライバシーの確保、防犯)
②夏の日差し、冬の冷気を遮る(冷暖房効果のアップ)
③光の調節(家具や床など日焼け防止、夜勤などで日中寝るとき)
④室内側からの景色を遮る(お隣との距離が近いなど)
⑤音を防ぐ(外部からの騒音の軽減、室内の音の反響を防ぐ)
例えば、ほどよく明るさを調整し、外部からの視線も遮りたいんだけど、室内からほどよく外の景色が見たいときは、レースのカーテンを選ぶなど、目的に合ったものを活用することで暮らしを快適にアップデートすることができます。
カーテンは、インテリアの装飾的な意味だけではなく、目的から機能を選ぶことも重要になってきます。
それでは、具体的にどんな製品があるのかご紹介していきます。
◆ 窓廻り製品の種類
①カーテン
レールに生地を下げて、生地を引っ張って左右にスライドさせて開け閉めを行うタイプで、操作が簡単で小さなお子様でも扱いやすいのが特徴です。レールに、厚い生地(ドレープ)と薄い生地(レース)をつけることが多く、ほどよく日の光を取り込みつつ風通しもできます。生地のつけはずしが簡単なので、お洗濯したい時や、生地を買い替えたい時は容易に行えます(お洗濯したい場合はウォッシャブル対応の生地を選んでください)。デメリットとしては、生地を掴んで開け閉めするので、明るい色の生地だと、手垢などの汚れが気になる場合もあります。
②ロールスクリーン
チェーンやポールなどを使って上下に開け閉めを行うタイプ。生地がフラットなので、閉めている時もすっきり見え、全開にすると上部にまとまるので、開口部がキレイに見えます。風であおられて下端についているポールがサッシに当たりカツンカツンと音が気になるかもしれませんので、風通しをするときは、上まで全部巻き上げていただくのがおすすめです。
③ブラインド
チェーンやコードなどを使って上下に開け閉めを行うタイプ。カーテンと比べるとすっきりとした印象です。スラット(羽)の角度で、外部からの視線や採光・採風を調整できるので、ほどよく視線を遮り、ほどよく光と風を取り入れたい方にはおすすめです。ブラインドというと事務所っぽいイメージや、石原裕次郎さんのブラインドチラッを思い浮かべてしまいますが、最近は素材や色がたくさんあり、デザイン性が高いものも多いので、なりたいインテリアに合わせて選ぶことができます。
④バーチカルブラインド(たて型ブラインド)
ルーバーが縦向きのブラインドです。コードやポールなどを使って左右に開け閉めを行うタイプです。ルーバーの角度で、外部からの視線や採光をコントロールできます。羽の間に薄い生地を入れる仕様にもでき、レースのような役割としても使えます。スタイリッシュでオシャレな印象です。
⑤プリーツスクリーン
チェーンやコードなどを使って上下に開け閉めを行うタイプで、生地がパタパタと折りたたんでいくようなデザインです。和紙風などの生地もあり、和室の窓にもおススメです。ロールスクリーン同様、風であおられて下端についているポールがサッシに当たりカツンカツンと音が気になるかもしれませんので、風通しをするときは、上まで全部巻き上げていただくのがおすすめです。
この他にもシェードなど種類はございますが、基本的には「左右に開閉」か「上下に開閉」するタイプに分けられます。
これでは使いにくかった!ということがないように、それぞれの特徴を知って、それぞれの窓の目的にあった製品を選ぶことも重要になってきます。皆様の窓廻り製品選びのご参考になれば幸いです。