ブログを書くときの前説(笑)はそれぞれの担当の個性が出ます。皆が何を書くか密かな楽しみなんですが、書く側になると何を書こうか結構迷うんです。しかも今日は何も考えていなかったので少々困っております、、。なので今日は何も書かずにいこうかと思います！！すみません”(-“”-)”

 

今日は月イチ恒例のコーディネイト事例です。

ご新築を機に家具も一新しようとHTDにご来店されたM様。M様邸はご主人様と奥様のふたり暮らし。『今までは狭い部屋だったから、この家で全ての願いを叶ええたーーーい！！』と意気込んだそうです。HTDにご来店いただいた時は、家具のご相談だけでなく、テーブルのサイズ感と作り付けの棚の奥行きなど一緒に考えさせていただきました。

 

M様邸のテーマは、、

■何処に居ても快適に過ごせる、寛げる空間にすること。

■ひとりで過ごす時間も、ふたりで過ごす時間も、ゲストが来た時も快適であること。

■そして家具まで入れたときに家として完成する！！ということです。

インテリアショップとしては何と嬉しい言葉でしょう。そんなM様邸にお選びいただいた家具をご紹介します。

 

 

■リビング

ソファとテーブルは『MARUNI60』のオークフレームシリーズで統一。明るいリビングにシンプルなデザインのソファが映えます。

MARUNI60は『マルニロクマル』と読み、2002年よりナガオカケンメイ氏が立ち上げた『60VISION(ロクマルビジョン)』というプロジェクトに参加しています。1960年代に誕生した製品で、日本の企業が世界に通用するスタンダードとして生み出した製品を見つめ直し再販売するというものです。

MARUNI60の復刻の軸になっているのもまさにこのソファ。1960年代に製造されていた№79という商品をベースに2006年に再販されました。

この横から見た感じが厳島（宮島）神社の鳥居に見えるということで、当時生産されていた№79は『みやじま』と呼ばれていたそうです。

今見ても60年前にデザインされたものとは思えませんよね？長く愛され続けるものには普遍的な価値があると感じますよね。

そして日本の住環境に合わせて作られているので、場所を取らず、レイアウトも変更できるという機能性を持ち合わせているというのが人気の秘密でもあります。

M様邸では普段コーヒーテーブルをソファの間に置くというレイアウトでお使いいただいていました。天板までの高さが448mmと高めなのでサイドテーブルとしても使いやすい高さです。マリメッコの生地を使ったお手製のクロスもソファの張地と会ってます(*^-^*)

末永く使っていただきたいという思いから、パーツごとのオーダーやクッションのメンテナンスなども出来るようになっています。

余談ですが、原型であるNo.79の発売から60周年を迎えた今年！60周年記念モデルとして新たに追加になったアイテムやファブリックがあるので気になる方はチェックして下さい。

 

■ダイニング

ダイニングはKARIMOKU NEW STANDARD（カリモクニュースタンダード）のCOLOUR WOOD DINING 95（カラーウッドダイニング）にCARL HANSEN＆SON（カールハンセン＆サン）のCH24（通称：Yチェア）を合わせました。もう見るからに素敵です！！！！！

カラーウッドダイニングテーブルは、台形にカットされたパーツを難しい角度で連続につなげていく『雇い実接ぎ（やといさねつぎ）』という日本古来の技法を応用した、カリモクならではの製品です。

台形の脚部は立ち座りの邪魔にならず、座った時には膝が当たりにくいように計算されているのでとても快適に使えます。

天板は14角形で木の質感を生かしたPLAINを選択。天板のエッジ加工がシャープさを加え、スッキリした印象にもなります。

何処から見ても美しいデザインは、今ではブランドのアイコン的な存在となっっています。

 

そしてYチェアはM様憧れの椅子。初めてご来店いただいた時に『やっぱりイイ～っ！！と仰っていたのが忘れられません。テーブルの色にあわせて、ビーチ材（ソープ仕上げ）をセレクトしました。

椅子に求められる機能性と見た目の美しさを同時に満たす椅子はそう多くは存在しません。1950年にハンス・J・ウェグナーによってデザインされ、今もなお世界中で愛され続けているということは、名作と呼ぶにふさわしい椅子ですよね。

またまた余談ですが、CH24は1950年に発売を開始してから今年で70周年を迎えました。発売70周年を記念して販売期間限定、新仕様のマットカラー『CH24 SOFT』を税込み￥70,000という驚異の価格で発売中です。

ご注文は12月31日までとなっていますので、気になる方はお早めに！！ちなみにM様もSOFT BLACKを1脚、追加でご注文いただいております。

https://happy-time-direction.com/SHOP/CA011.html

 

 

M様邸のダイニングはとてもに素敵な空間になりました。この場所にこのダイニングセットはズルいです！羨ましすぎます！！

窓から差し込む光が時間を追うごとに影の形を変えていくので、同じ空間なのにいくつもの表情が見れるのが贅沢です。

M様もこの窓から眺める景色がとても気に入っていらっしゃるようで、『公園の桜が満開になったら家を開放しようかな～』ととても楽しそうにお話しされていました。その時は必ずお邪魔したいと思います。

おふたりはそれぞれの時間を過ごす部屋をお持ちですが、ふたりで過ごす時間もとても大事にされています。

夜はキッチン超しにチョイ呑み、ダイニングで一次会、リビングで二次会を繰り広げているそうです。ホントに楽しい毎日を過ごされているのが伝わりました。

 

私はM様邸を満喫したかったので、今回はお休みを利用して撮影にお邪魔させていただきました(笑)お部屋に飾っている小物も、出していただいたコーヒーカップも、いちいち可愛くて（ちょっと表現に問題あり）帰りたくありませんでした。

極めつけにM様の好きなLPがどっさり！！『WOODSTOCKでジャケ買いしてました～』なんて話もしつつM様が好きなジャケットをピックアップしていただきました。一番のお気に入りはTVボード横に飾ってあります。あぁホントに楽しい時間を過ごさせていただきました( *´艸｀)

M様はシルバーアクセサリー（彫銀）を制作されている作家さんでもあるので、ちゃっかりピアスの注文もした私です。

M様、この度は撮影にご協力いただきありがとうございました。