古材天板の製作
年が明けて半月が経とうとしておりますが、、、
皆様、新年明けましておめでとうございます。
昨年は、熊本を中心に九州地方を襲った地震で、熊本県内は未曽有の大災害となりましたが、各方面からの温かいご支援もあり、復興も進みつつあります。
本当に感謝感激です。
当店も店舗リニューアル、スタッフの増員、業務拡大などなど、皆様方のお陰をもちまして、大きな変革の年となりました。
本年も引き続き、皆様に必要とされる”提案型のインテリアショップ”を目指し、スタッフ一同、全速力で駆け抜けていきますので、よろしくお願いいたします。
今年も”ワクワク”することを計画しておりますので、どんな年になるのか楽しみで仕方ありません(*’ω’*)
それでは、スタッフに任せっきりでしたブログを久々に更新したいと思います(*’▽’)
HTDでは、ウォールナットやブラックチェリー、ホワイトオーク等の無垢材を使用したオリジナル家具を製作しておりましたが、今回は、熊本の住宅メーカー様より、”古材天板”のご依頼をいただきました!
古材っていっても多種多様で、丸太、梁、柱、床板等に使用されていた材がありますが、天板で使用される場合は、杉の足場板の古材がおススメです。
今回は古材天板のご依頼でしたので、杉の足場板の古材を使用させていただきました。
使い込んで朽ちた足場板の雰囲気は何ともいえない味わいがあり、値頃感のある価格で人気の古材です。
天板だけではなく、ショップの床材や壁にも使用いただけますので、幅広い用途に対応できます。
今回は、製作から納品までの一部をご紹介させていただきます(*’▽’)
まずは、足場板の確保です。
足場板の状態がいいものを全国から探して取り寄せます。
今回は京都のもので、天板に使用するのに最適なヴィンテージ感です。
この状態では、ただの足場板・・・って思われますが、ここからの仕上げ方で雰囲気がガラりと変わります。
まずは、余分な部分をカットし、天板にサンダーをかけ、表面の汚れやささくれを落します。
そして、ご依頼の大きさにするために、小口を整え、天板を継ぎます。
サンダーをかけ、継いだ状態がこちらです↓
サンダーをかけたため、表面がツルっとしていますので、あえて”金たわし”で表面に古材感を戻してあげます。
通常はここまでしないようですが、この作業は仕上げの雰囲気に影響しますので、重要な工程です。
その後、天板の状態や仕様用途に合わせて適切なオイルをセレクトし、塗っていきます。
オイルを塗ると雰囲気が一新します。
塗っていないものと、塗ったものでこれだけ違います。
左がオイルを塗った後、右が塗る前です。
シルバーグレーの古材にオイルが染み込み、いい味が出てきます。
一般的にはこれで終了ですが、実は最後の仕上げが残っています。
材の表面は古材の風合いが出ていますが、カットした部分は、本当に綺麗な杉なんです。
この部分に手を加えます。
ここで登場するのが魔法の粉です。(怪しいものではありません笑)
この粉と水を合わせ、材が綺麗な部分に塗っていきます。
そうすると・・・
徐々にシルバーグレーの色に変化していきます。(写真ではまだまだの状態ですが)
あとは、1日乾かして完成です。
いい感じの天板に仕上がりました。
あと、数ヶ月で完成するお宅に使用されるようです。
完成が楽しみです(*’▽’)
熊本で古材天板をお探しの方はお気軽にお問合せくださいませ。
因みに、当店では、脚立と古材を組み合わせたシェルフも展示しておりますので、ご興味のあられる方は、遊びにいらしてください(^^♪
以上、久々のブログ更新でした笑