熊本のインテリアコーディネーターが綴る家具の豆知識/ソファの選び方②
12月に突入したかと思ったら・・・あっという間に2/3過ぎましたね。
まだ家の大掃除も終わってないし・・・年賀状も書いてないし・・・うわぁ~どうしましょ!!
「師走」はお坊さんも先生も走るほど忙しい月だからなど諸説ありますが、昔の人はうまいこと考えて表現してますよね。
今じゃお坊さんと先生以外もみんなバタバタしてる感じですけどね( *´艸`)
みなさま運転などにはくれぐれもお気を付け下さいませ。
さて、今週は「家具の豆知識」シリーズ!
「ソファの選び方」にスポットをあててお届けしてます。
「ソファの選び方」のCHECK POINTは全部で5つでしたね!
CHECK1 生活スタイルを考える
CHECK2 デザインを考える
CHECK3 サイズを考える
CHECK4 座り心地を考える
CHECK5 張地を考える
今回はCHECK2の「デザインを考える」をチェックしていきたいと思います!
CHECK2 デザインを考える
ここで大事なのはCHECK1ので考えた価値観やライフスタイルです。
自分(家族)はソファに何を求めるのでしょうか?
どんな風に使いたいか、どんな過ごし方をするかによって選ぶ機能やデザイン、形やレイアウトが変わります。
CHECK1で考えたソファと過ごす生活スタイルを具体化していきましょう。
ここではよりイメージしやすいようにソファの種類と特徴、よくあるスタイルをあげますのでどれに当てはますかチェックしてみて下さい。
『種類から選ぶ』
■アーム付きソファ
ソファと聞いて最初にイメージする方が多い一番ベーシックなデザインの定番ソファです。
最近では広いアームに専用のトレーを置いてテーブル変わりにできるものや、逆にスリムなアームにピロークッションがついているものなどデザインも様々です。
■アームレスソファ
アーム(肘掛)がないタイプのソファで、同じ幅のアーム付きソファよりも座面が広くとれるのでコンパクトサイズでもゆったりと座る事ができます。
アームがないので寝ころぶのにも最適で、シンプルなデザインが多くお部屋がスッキリまとまります。
■片肘ソファ
片側のアームがないソファのことですが、アシンメトリーがいいのでしょう・・・それだけでなぜがおしゃれに見えます(*´з`)
通路の確保がしやすく両肘のソファと比べるとお部屋がスッキリとした印象になります。
片肘なので正面とサイドの二方向から座れたり、肘がない方を壁につけて壁を背もたれとして使ったり、アイデア次第で幅広い使い方ができるのが一番の魅力ですね。
メーカーにもよりますが、アームが右側左側と選べるものがほとんどなので、スタイルやレイアウトなどで決めることができます。
■カウチソファ
背もたれに対して座面部分が長く、脚を伸ばしてゆったりできる長椅子のことで「一度座ったらなかなか起き上がれない」リラックス感が魅力です。
1980年代にはカウチソファに座ってポテトチップスを食べながらテレビを見て過ごすスタイルや、そのような生活を好む人を「カウチポテト族」というスラングもできちゃったくらいです( *´艸`)
■コーナーソファ
お部屋の角にL字型に置けるようにデザインされたソファで、組み合わせ方によって横幅、奥行きを伸ばすことができるのが特徴です。
ソファ2台をL字型に置いた時にできる角のデッドスペースもコーナーソファなら無駄にせず使えるのがいいですね。
■オットマン
肘掛けや背もたれはなく、ソファや椅子の前に置いて脚を伸ばしてくつろぐための長椅子です。
ソファの座面と同じ高さまで脚を持ち上げる「足置き」としての役割がメインですが、単独で簡易ソファとして使ったり、片肘ソファと組み合わせると横になれるロングソファになったりフレキシブルに使えるのでとても便利です。
htdでもオットマン付きのソファはとても人気です。
■カバーリングソファ
ソファ本体のカバーを取り外しができるタイプで、長年使用して生地が汚れたり傷んでしまった時にカバーだけ交換できるというメリットがあります。
ウォッシャブル生地を選べばドライクリーニングできるので、いつでも清潔に使いたいという方におすすめです。
またシーズンごとに生地を変えて楽しんだり、万が一好みが変わっても気軽にチェンジできるのも嬉しいですね。
■ウッドフレームソファ
文字通りフレームが木枠のソファで、木の温かみを感じながら経年経過とともに味が出てくるのが何よりも魅力です。
今はリビングとダイニングが一緒になっている間取りが多いので、htdでもソファを間仕切りとしてレイアウトするパターンは多くあります。
そのためウッドフレームソファは後ろ姿が美しいものが多く、それが人気の秘密でもあります。
■ローソファ
ソファの脚がない、または脚が短いソファ背の低いソファで、床座りや低く暮らす日本人ならではのライフスタイルにぴったりです。
天井までの空間が広くなり、ソファ本体の高さも低いので圧迫感がなくお部屋が広く感じられます。
■リクライニングソファ
背もたれの高さを調節して座りやすい角度に調整できるソファで、角度調節の機能などは製品によってさまざまです。
背もたれを好みの角度に調整できるので、テレビや映画を見たり読書をしたり、長い時間趣味を楽しむ方におすすめです。
■ソファベッド
背もたれや肘掛を倒してフラットにし簡易ベッドの機能をつけたソファで、デザイン性の高いものや寝心地を重視したものなど色んなタイプがあります。
ソファとベッドの両方を置きたいけどスペースが足りない1人暮らしの方やゲストルームのくつろぎスペースなどにおすすめです。
種類だけでもこんなにいっぱいあります(;^_^A続いては用途やスタイルをいくつかあげます。
『用途から選ぶ』
■ゆったりくつろぎたい
テレビを見たり本をよんだり、ゆったりとくつろぎたい方は幅に余裕があるものを選びましょう。
背もたれはしっかりホールドしてくれるタイプがいいですね。
ヘッドレストを付けるのももおすすめですよ。
■寝ころびたい
ついつい寝ころんでそのまま眠りに・・・なんて方には座面が比較的しっかりしていて奥行きがあるものをおすすめします。
アームが低いタイプを選ぶと枕代わりになるのでとても便利です。
■床に座りたい
私たちの生活習慣ではソファの背もたれにして床に座ってくつろぐ、という方はとても多いのではないでしょうか?
そんな方はソファの上でもあぐらや体育座りをしたりするので、比較的座面が低くて奥行きがあるものがおすすめです。
ソファの座面が背もたれ代わりになったときの背中のあたり方は必ず確認しましょう。
■清潔に使いたい
小さなお子様やペットがいるご家庭ではソファの汚れも気になりますよね。
この場合カバーリングタイプのソファでウォッシャブル生地を選ぶとお洗濯ができていつでも清潔に使えます。
■ゲストをきちんと招きたい
お仕事関係のゲストが多く訪れるので少しかしこまった空間にしたい場合は、クセの無いしっかりした座り心地のソファがオススメです。
コーナーソファは全ての座に背もたれがついていて、L字や並列に自由にレイアウトを変えられる機能性があるので安心ですね。
いかがでしたか?
ライフスタイルに合わせてソファの種類やデザインを選ぶのはとても重要だということがわかりますよね~(・∀・)
ソファは家族と団欒したり、大切な人と過ごす癒しの空間・・・一日の疲れをリセットしてくれる場所でもありますよね。
htdではみなさまが求めているソファに出会うお手伝いをさせていただいています。
ソファだけではなく色々ご相談して下さい。
インテリアが大好きなスタッフがみなさまのことをお待ちしております。
次回はCHECK3「サイズを考える」をお届けしま~す。
たぶん来年になると思いますが・・・またお付き合いください(*^-^*)