熊本で買える おすすめ家具・おしゃれインテリア通信/椅子編①
おしゃれな家具やインテリアは主要都市か通販じゃないと買えないと思っていませんか?
実はそんなことはなく、ここ熊本でも実際に見て触れていただけるものが沢山あるんです。
そんな情報を少しでも皆様にお届けしたいと思い、定期的にブログにアップしていくことにしました。
さて記念すべき第一回目は、私たちの生活に必要不可欠な存在になっている『椅子』を取り上げます。
みなさまは椅子にどんなイメージをお持ちですか?
家具やインテリアがお好きな方はお気に入りの椅子があって、心までも満たしてくれる癒しの存在となっていることでしょう。
また、座り心地が悪い椅子をお持ちの方であれば、疲れるうえに体まで痛くなってしまう単なるモノという存在でしかないでしょう。
いずれにしても、一日を通して椅子に座る時間が全くないという方は殆どいらっしゃらないのではないでしょうか。
椅子の歴史は古く、紀元前のエジプトが発祥と言われていて、18世紀頃から西洋を中心に日常生活で使われ始めました。
東洋では床にそのまま座る文化だったため、日本での歴史はまだ浅く明治時代から学校を中心に普及しはじめたばかりです。
紀元前のエジプトでは権威の象徴であった椅子が、職人たちの技術や芸術性を表現する工芸品へと変化していきます。
時を経て付加価値として座り心地を求めるようになり、次第に椅子の構造が研究され座面に布や革が張られ、クッション材も入れるようになっていくのです。
さらに人間が可能な限り自然な動きや状態で使えるよう物や環境を設計し、実際のデザインに活かす「人間工学」という考えが生まれ、デザインと機能を備えた現在の椅子へと発展していきます。
現在の日本の生活様式では学校や職場だけではなく家でも椅子に座ることは当たり前になっていて、立っている時と寝ている時以外は座っていると考えると、なんと私たちは人生の1/3以上は座って過ごしているのです!!
寿命を80年としても20数年は座っているかもしれないなんてホントに驚きです。
そう考えると椅子を単なる道具と考えるのはもったいないとことですよね?
自分が好きなデザインの体にフィットする座り心地の良い椅子を探したくなりませんか?
そこで今回は熊本で買えるおしゃれなデザインと機能を兼ね備えた、おすすめの椅子をいくつかご紹介したいと思います。
『椅子の中の椅子 Yチェア CH24』
家具やインテリアは詳しくない・・・という方もこの椅子は知ってるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
1949年にハンスJウェグナーがデザインし、半世紀以上たった今もなお世界中で愛され続けているダイニングチェアです。
古典的ともいえる美しい彫刻的なフォルムで、背もたれの特徴的なY字型のパーツから『Yチェア』という愛称で呼ばれるようになりました。
座面のペーパーコードは耐久性と柔軟性に優れ、Yチェア特有の座り心地を生み出しています。
緩やかなカーブの曲木化工されたアームとY字型の背もたれが、斜めに座っても体を支える構造になっており長い間座っても疲れにくくなっています。
シンプルで飽きのこないYチェアは、その存在だけで空間をおしゃれに演出してくれます。
『日本の技術で復刻した 4110』
1950年代にデンマークの家具デザイナーのカイ・クリスチャンセンによりデザインされたダイニンクチェアです。
当時作られた製品はヴィンテージ品として愛され続けてる名作です。
デザイナーとのワークショップでこだわりの椅子づくりをしていることで有名な宮崎椅子製作所との共同制作により、2010年に改良を加え復刻した4110。
脚から背板へと美しいラインで繋がれた曲線はこの椅子一番の特徴で、ゆるやかな曲線で構成されたシンプルなフォルムは、様々さシーンで調和が図りやすいデザインです。
アームのない少し広めの座面は、立ち座りがスムーズでゆったりと座ることができるのでダイニングチェアとしておすすめの一脚です。
『椅子に込められた技術 NORTH』
ダイニングチェア一筋に技術を磨き続けた福岡県朝倉市のシキファニチアのノースアームチェア。
ムク材を削り出し、手仕事で仕上げた軽快なイメージのアームチェアは柔らかな手触りと、ギリギリまで細身に仕上げたフォルムが特徴です。
細くて美しい構造を持つ美麗なフォルムは、北欧の名作にも通じるものがありますね。
アームのフィット感は絶妙で、手を置いたときに職人の確かな技術を感じることができます。
大きなカーブの背とゆったりとした座面が身体を受け止めてくれるので、快適に座ることができます。
同じシリーズのアームレスチェアとセットでコーディネイトするのがおすすめです。
『デンマーク国民に愛された J46』
「丈夫で、美しく、座り心地が良い、そして手軽な価格」という家具の制作を目指したFDB Mobler(モブラー)社のダイニングチェアです。
1956年にポール・M・ヴォルタによりデザインされたJ46は、FDB Moblerの最大のヒット商品とされていて、デンマーク国民の5人に1人が持っていたといわれています。
質素で無駄な要素がないデザインとコンパクトなサイズは日本の住環境にもフィットし、飽きることなくお使いいただけます。
北欧をコンセプトにホワイト&ブラックのモノトーンでおしゃれに大人っぽいコーディネイトするのもおすすめですが、私はブルーかグレイをチョイスしたいですね。
まだまだご紹介したい椅子は沢山ありますが、今回はここまでです。
今では私達の生活に欠かせない椅子。
この椅子はどこの材料が使われていて、何人の職人さんが手を加えて完成したのか、一脚の椅子が生まれるまでの物語を感じながらゆったりとした時間を過ごせたら素敵ですよね。
HAPPY TIME DIRECTIONは、みなさまがこれからの人生の1/3を共に過ごすであろう、お気に入りの一脚と出会える場所でありたいと思います。